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鉄   
 
金属の中で最もポピュラーで代表格なのが「鉄」
その歴史は紀元前18世紀頃までさかのぼり、ヒッタイト民族が製鉄技術を持っていたことが分かっています。
さて、その鉄といえば皆さんはどの様なイメージを持たれているでしょうか?
硬い?重い?などがありますが・・・
鉄は硬いですね 鉄は重いですね
 

 

日本では古くから鉄を使った四字熟語が多くあります。

 
金城鉄壁 非常に守りの堅いことのたとえ。また、非常に堅固で、付け込むすきがないことのたとえ。金や鉄のようにきわめて堅固な城壁の意から。
丹書鉄契 天子が功臣に与えた、鉄に朱で書いた誓文のこと。
鉄樹開花 いつまで待っても見込みがないたとえ。また、きわめてまれなことのたとえ。また、固定していて不変と思われていたものが、実は変わることのたとえ。
鉄心石腸 意志が鉄や石のように堅くて、容易には動かせないこと。強く堅い精神や意志のたとえ。
銅牆鉄壁 銅の垣根と鉄の壁の意から、守りの堅固なこと。また、どのような方法でも壊すことができないもののたとえ。
湯池鉄城 城のきわめて堅固なさま。
銅頭鉄額 銅の頭と鉄のひたいの意から、きわめて勇猛であるさま。また、刀や槍を通さない厚い甲冑や、それに身を包む兵士のこと。
磨穿鉄硯 強い意志をもち続け、物事を達成するまで変えないこと。また、学問にたゆまず励むたとえ。鉄でできている硯をすり減らして、穴をあけるほど勉強するという意から。

 

いずれも難しい言葉ですが、「物理的なカタサ」のみならず、人の意志など「精神面でのカタサ」を表したものも多いですね。


  さてここからはかなりヤワラカイお話で。
 
「鉄火巻」ってどうして鉄なの
  よくご存知の「鉄火巻」はマグロ赤身の巻物ですが、
なぜそう呼ばれるのでしょうか?
鉄火巻き
説1) マグロの赤身が熱した鉄に似ているから
説2) マグロを生で食べる習慣がない時代に、そんな食べ物は熱した鉄に触る様なものだと思われたから
説3 昔、鉄火場(賭博場)で博打をしながら食べられる手軽な食べ物だったから
など色々な説がありますが、どれが正しいか判明していません。

 

「鉄人」と言えば? 鉄人
  鉄のように屈強な身体を持つ人を鉄人と呼びます。
その代表格と言えば連続試合出場の当時世界記録を樹立した元広島カープの衣笠祥雄氏です。その記録から鉄人と呼ばれる様になったのですが、実は衣笠氏が付けていた背番号「28」がマンガ「鉄人28号」と掛けられてそう呼ばれる様になったのです。

 

「金+失」=「鉄」 金を失う
  「鉄」は「鐡」の新字体として使われています。
しかし「鉄」は「金を失う」と書くため企業名などでは敬遠されがちで、旧字体の「鐡」を使用する企業もあります。
(新日本製鐵、大井川鐡道など)
ちなみにJR東日本
(正式名称:東日本旅客鉄道株式会社)
  のパンフレットには「金失」「金矢」と書かれています。

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