キングパーツ
今回は、皆さんも興味があるお金の話をします。
日本で通常発行されているお金は、
¥1、¥5、¥10、¥50、¥100、¥500
¥1000、¥2000、¥5000、¥10000 の10種類ですが
貨幣(硬貨)と紙幣(日本銀行券)では性格が違っています。
貨幣(硬貨)
発行の主体は国
国の造幣局で造られ、国が日本銀行に交付します。
紙幣(日本銀行券)
発行の主体は日本銀行
日本銀行が国(財務省)に製造の依頼を行い、国立印刷局で印刷をして、日本銀行が引渡し価格で購入します。
金融機関は、日本銀行に置いてある当座預金から引き出して日本銀行の窓口から銀行券を受け取ることによって世の中に送り出されます。

金属のアルミニウム製がたったの1円。

印刷された紙キレがアルミニウム製の10000倍。

これは価値の話ですが、ではいったい製造原価はどれ位になるのでしょうか?

まず紙幣ですが、
  国から日本銀行に引渡す価格が製造原価になると考えれば、
  一枚 程度だと言われています。
 
つぎに貨幣ですが、
  製造原価に関しては全く公開されていないのでナゾです。
  しかし、金属成分は公開されていますのでちょっと推測してみましょう。
     (重さの順番当てクイズに使えそうですが)
貨幣
金属材料
成分割合
総重量
銅の占める重量
\500
ニッケル黄銅 銅 72%
亜鉛 20%
ニッケル 8%
7g
約5g
\100
白銅 銅 75%
ニッケル 25%
4.8g
約3.6g
\50
白銅 銅 75%
ニッケル 25%
4g
約3g
\10
青銅 銅 95%
亜鉛 4-3%
すず 1-2%
4.5g
約4.3g
\5
黄銅 銅 60-70%
亜鉛 40-30%
3.75g
約2.2g
\1
アルミニウム 純アルミニウム 1g
-

  

金属材料高騰の今を考えると、

10円、5円、1円は作れば作る程、赤字????


実家にあった記念硬貨、古いお金があったので参考までに紹介します。

皆さんの家庭にも少しは、あるのでは?

左は、現在の50円  右2つが昭和41年までに製造された50円
昭和50年の大阪万博100円   昭和60年の筑波万博500円(汚くてすいません)
昭和60年の内閣制度100年記念500円
昭和61年 天皇陛下在位60年記念500円
昭和63年 瀬戸大橋開通記念500円
昭和63年 青函トンネル開通記念 500円

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