キングパーツ
 お弁当で
 アルミ容器に触れたステンレススプーンを舐めると・・・・
スプーンでほおばる
  なんともいえない感触(味?)がして不快な気分になります
  また直接アルミホイルを噛むと・・・・・
  これまた同じ感触が味わえます
   じつは不快に感じる人と感じない人の2タイプに分かれるのですが
 
  *スプーンを口にいれた時
  アルミニウムは空気中の酸素と反応して、表面にはきわめて薄い酸化アルミニウムの膜ができます。おかずを仕分けるアルミ箔トレイや、おむすびを包んだアルミホイルにも表面はこの酸化膜で覆われています。
  鉄にクロムやニッケルを混ぜてつくるステンレススプーンですが、材料の合金クロムが空気の酸素と反応して薄い酸化皮膜を作っています。 スプーンとアルミ箔
この2種類(イオン化傾向が違う異なる金属)の酸化皮膜が、おかず(陽イオン+陰イオンの電解質溶液)を介して触れたときに電極となって電気がながれます。ガルバニー電流と呼ばれているそうです。
その電流により先ほどのごく薄い酸化皮膜が溶けて剥がれ、中の金属が露出した状態で口に入れると、今度は唾液(電解質)を介してステンレススプーンと銀歯が反応して電流を流して味覚や歯の神経を刺激して変な感触を発生してしまうのです。 おにぎり
   
  *アルミホイルを噛んだ時
噛んだことによりアルミニウム箔の酸化皮膜が剥がれて、
銀歯との間で例のガルバニー電流が流れます。

これらはイオン化傾向に差がある複数の金属が液体中にあると発生する現象だったのです
  鉄と銀を使った化学電池は1V程度発生し
さらにイオン化傾向が高いアルミと銀では2Vも発生しているそうです
  銀歯とは銀を多く含む金銀パラジウム合金が主流
金、銀、パラジウム、銅はどれもイオン化傾向が小さい金属です
ステンレススプーンの中の鉄、クロムはイオン化傾向が大きい金属
イオン化傾向が小さい ・・・・ イオンになりにくい
イオン化傾向が大きい ・・・・ イオンになりやすい
 
イオン化傾向ってなんだ?
イオン化する=電子が奪われる=酸化する
言い換えて
イオン化しやすい=電子が奪われやすい=酸化しやすい
つまりは金属のサビやすさ
 
リチウム、カリウム、ナトリウム、マグネ、アルミなどは酸化しやすく
金、プラチナ、イリジウム、銀などは酸化しにくい
 

というわけなので、お弁当を食べるときに

    銀歯がなければ発生しない
    スプーンが木製やプラスチックであれば発生しない
    乾いた状態のアルミ容器では発生しない
またはおかず容器が金属以外であれば発生しない
 

色々な原因がありますが、虫歯を作らない=銀歯を作らないが一番いいということです

       
  2種類のイオン化傾向が違う物質であれば発生する現象・・・・・
    もし銀歯の材質がバラバラの材質でイオン化傾向を無視して作ってあれば口の中では銀歯同士があたる度にこの嫌な感触を体感してしまうことに・・・・

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