キングパーツ
コンセント

みなさんは、1日に何度くらいコンセントにプラグを抜き差しされていますか?
愚問でした。数えるわけないですよね。
今回は、たかがコンセントされどコンセント!に注目してみたいと思います。

プラグの金属端子
最も電気伝導率に優れているのは銀です。
その次が、銅。
電気の流れやすさでは銀が勝っていますが、多少値がはりますので銅のほうがコストを抑えられます。しかし銅は柔らかいので抜き差しを繰り返すのは向いていません。
そこで、銅と亜鉛の合金である真鍮(黄銅:5円玉と同じ素材)がよく使われています。金っぽい色。
よく目にするピカピカツルツル銀白色の端子は真鍮にメッキが施されたもの。頻繁に抜き差しするとメッキが取れて真鍮の金っぽい色が見えてきます。
コンセントの穴
2スリットタイプのコンセントをよーく見てみると左右の穴の長さ(幅?)が違っています。これはお気づきの方も多いかと思います。
スリットの長い方は電気を逃がす穴
スリットの短い方から電気が通って来ます
実はプラグ側にも左右の金属端子幅が違う電化製品があります。この場合差し込む向きは一定です。幅広スリット側には幅広端子しか入りませんので。
金属端子の幅が同じばあいでも、正しい向きで使用してほしい家電のコードには印がついているらしいのです。
コードに白いラインが入っているとか、プラグの縁に  マークがあるとか。
今度気を付けて探してみよう!
プラグの穴
スリットに平たい金属端子を差し込むだけでは「抜け」や「ゆるみ」が予測できます。
差し込んだプラグとコンセントの間が広がりホコリが溜まるとショートする危険が出てきますので、プラグの根本にビニール被膜が付いている安全設計タイプもあります。
コンセント内部ではプラグ金属端子を両側から挟む形状になっていて、先端に空いている穴に食い込むカタチで「抜け」を防ぐ仕様になっています。

さてコンセントについて語ってきましたが、アメリカに行って「ケータイ充電するのでコンセント貸してください」と言っても望みはかないません。英語バリバリの横浜営業Y君によると、アメリカでは「electric outlet」「power outlet」というらしく、無事充電するにはストレートに「Can I charge my phone here?」がおすすめとのこと。コンセントを貸してではなく充電したいことをハッキリ伝えるところがアメリカらしい!
もっとも、ハワイやグァムあたりのホテルには「コンセント」を理解していただけるスーパースタッフもいらっしゃる??かも


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