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金属と絵の具(顔料)   

  古代の壁画がなどから

  人や動物を描いた物が多く発見されていますが

  何千年前の時代を経ても鮮やかな色彩を保っています

  古代の人は、どうやって壁画に絵を描いていたのでしょうか・・・


 

身近にある材料といえば、石や草木など自然な物しか無かった時代なので
それを使って描いていたと言われています。

例えば、赤色は、酸化鉄(赤サビ)などがあります。
黒色は、木の炭を獣脂・血・樹液で溶かして作っています。
それらを混ぜたりしながら、色んな色を作っていたようです。

ただ、湿気によるカビ、光などの環境変化によって変色してしまう為、
乾燥地帯などで長年その影響が少なかった地域ほど、
古代の壁画であっても現在に至るまで鮮やかに残っています。

 

現在では、そんな事をしなくても、文房具店に行けば絵の具や顔料が売っていますので
簡単に色を作ることができます。
では、その絵の具や顔料といった材料は、何を使っているのでしょうか?
実は、ここに意外な金属も関わっているのです。
代表的な物では、有害物質でもあるカドミウム(Cd)
不透明性、安定性が非常に高く、広く一般的に使われています
  カドミウムイエローと言われる様に鮮やかな黄色の顔料として使われますが、
その他にも、赤色、オレンジ色としてもよく使われる材料です。
カドミウムと聞くと恐ろしくなりますが、
一般的に販売されている絵の具に関しては、カドミウムが溶け出すことが無いと言われています。
きれいな海の形容詞としても使用されるコバルトブルー
まさにコバルト(Co)を使っています
コバルトブルー
  高価なので一般的ではありませんが、長い間安定した色が維持出来る為、芸術家はこれを好んで使用しています。
絵の具パレット その他では
  白色    酸化チタン、バリウム
緑色    酸化クロム、
紫色    コバルト-リチウム
黒色    カーボンブラック
  などがあります。
現在では、デザインだけでなく「色」に対しても購買ファクターになっていますので
「色」というのは、重要な要素になってきています。

日本では、様々な色の呼び名を作っていますが、皆さんは何と読むか分かりますか??
  *マウスを当てると色が出ます。クリックで読み方が出てきます。
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